経営者がマーケを兼任する組織ほど、なぜマーケが止まってしまうのか?「自分が一番わかっている」はずなのに、成果が伸びない理由

記事
吉田 壮汰

なぜ経営者が管轄すると安心感が生まれるのか

「マーケは自分が見るよ」

そう言ったのは、責任感からですよね。

マーケは売上に直結します。もっと言えば、ブランドに関わる部分です。
戦略と密接につながる重要な取り組みだからこそ、他人任せにはできない。そう考え、自分で行ってしまおうと考え得る経営者は多いのではないでしょうか。

でも同時に、
“自分しか全体像を把握していない”
あるいは
“別の仕事にウェイトを割いた瞬間、マーケが止まる”
という状況に陥っていませんか?

この記事に共感して読んでいただいている経営者は、もしかしたら過去に「マーケは自分が見るよ」といって形骸化した経験が、何度かあるかもしれません。

施策は動いているのに、なぜ噛み合わないのか

マーケを動かしている経営者であるあなたは、きっと優秀なので、施策はばっちり動いているでしょう。

広告を回したり、SEOもしっかりと対策。ウェビナーを開催してみたり……
それぞれ担当者を振り分けて、しっかりと進んでいるのではないでしょうか。

でも、「なんとなく一体感がない」「レバーを引いている感覚がない」と感じることはありませんか?

原因はシンプル。
「全体像が共有されていないから」です。
担当者別に最適化は進んでいても、全体最適にはならないので、成果が伸びきらないのです。

例えば、広告の状況や施策の優先順位、来期の戦略など、自分は頭に入っていたとしても、それを一枚で説明できる人は他にいますか?

マーケ担当者は広告だけ、別の担当者はコンテンツだけ、代理店は広告運用だけ。
全体像は、あなたの頭の中にしかないという状況ではないでしょうか?

あなたが忙しくなった瞬間、止まりませんか?

経営者の本来の業務は、マーケを動かすことではないですよね。
資金調達、組織課題、新規事業……向き合うべきことは他にも沢山あります。

別のミッションに時間を取られた瞬間マーケの進行が止まる、なんてことが起きていませんか?

あなたが会議に出ないと決まらない、あなたが方向性を示さないと動かない。
そのような状況では、あなたも疲弊してしまいます。

推進機能が適切に設けられていないから、このようなことが起きてしまいます。

不足しているのはマーケ人材ではない

では、マーケが強い人を採用すれば良いのか?
それはもちろん重要です。
しかし、本質はそこではないことが多いのです。

必要なのは、“進める体制”なのです。

頭の中の全体像をしっかり見える化して、前に進める推進機能を作ること。
人を増やしても、上記が曖昧なままだと混乱は増えるだけです。

理想とする体制として、経営者は

  • 方向性を決める
  • 優先順位を判断する
  • 最終意思決定を行う

この部分に集中し、そして

  • 全体像を整理し
  • 会議を前進の場に変え
  • 決定を実行に落とす

といった役割は分離する。

ここが設計されると、あなたが別ミッションに集中しても、マーケは止まりません。
経営者がマーケを兼任する組織ほど、見える化と推進機能を外に持つ意味は大きいのです。
推進の部分を任せられる人がいないのであれば、スポットPMに頼るのも手です。

あなたがすべてを抱えなくても、前に進む状態をつくる。
そこが整うと、マーケはようやく“戦略的”に動き始めるはずです。


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執筆者

吉田 壮汰

吉田 壮汰

rayout株式会社 代表取締役

rayout株式会社 代表取締役。広告営業や経営者への取材・ライティングを経験したのち、26歳で動画制作のクラウドソーシング事業を行う企業にて執行役員に就任。事業を立ち上げ、4億円規模まで事業責任者として携わる。2019年にrayout株式会社を設立。社内プロジェクトの遂行を担うPMO事業を展開し、500社・2,400件以上のプロジェクトに伴走。

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