【調査】人事の8割が「採用施策をやりきれていない」と感じる理由 採用プロジェクトを進めるための3つの実践ポイントも紹介

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rayout 広報担当

「やりたい採用施策はあるのに、なかなか実行まで手が回らない」
このような感覚を持たれている採用担当者の方は少なくないのではないでしょうか。

実際に、rayoutが人事担当者350名を対象に行った調査では、採用現場が抱える現実的な課題が見えてきました。

今回は調査結果から見える課題を紐解くとともに、今の採用担当者に必要なスキルについて解説します。

採用目標を達成できた企業はわずか32.6%

まず、直近1年間の採用目標の達成状況を見ると、「達成できた」と回答した企業は32.6%でした。
採用目標を完全に達成できている企業は、およそ3社に1社という結果です。

人事の82.3%が「採用施策をやりきれていない」

さらに、採用施策をやりきれているかを尋ねたところ、「強く感じる」と「やや感じる」を合わせて82.3%の人事担当者が「採用施策をやりきれていない」と感じていることがわかりました。

多くの担当者が、本来取り組みたい施策があるにもかかわらず、十分に実行できていない状況にあることが見えてきます。

採用が進まない理由は「アイデア不足」ではない

その理由として最も多く挙がったのが、

  • 企画(アイデア)はあるものの、人手不足により実行が追いつかない

という回答。

さらに続く理由は、

  • 記事・動画・SNSなど制作業務の増加
  • 採用以外の業務との兼務

となっています。

「何をやるべきか」は分かっていて、時間のかかる業務も増えているけど、兼務などで実行する人手が足りない。
そんな状態に陥っている企業が多いことが見て取れます。

採用施策は「情報体験の質」を高める時代へ

では、人事担当者は今どんな施策を強化したいと考えているのでしょうか。

調査では、

  • SNS公式アカウント運用

が最も多く、次いで

  • 求人媒体掲載
  • 人材紹介

という結果でした。

そのほかにも

  • 動画制作
  • コンテンツマーケティング

と、企業の魅力を伝えるコンテンツ施策への関心が高いことがわかります。

求職者は、求人票の条件だけではなく、働く人の様子や組織の価値観などを重視する傾向が強まっています。
そのため、企業側もSNSや記事、動画などを通じて情報を発信し、候補者にとっての情報体験を整えていくことが重要になっています。

ただし、こうした施策はいずれも継続的な運用が求められます
投稿や制作、改善を積み重ねていく必要があり、十分な時間と人手がなければ続けることが難しくなります。

採用をやりきるために必要なのは「実行体制」

今回の調査で、採用施策をやりきるために必要なこととして最も多かった回答は

  • 外部パートナーの活用

でした。

続いて

  • 採用以外の業務の削減や役割分担の見直し
  • 専門スキルを持った採用担当者の増員

と続き、採用を進める体制そのものを整える必要性が指摘されています。

採用プロジェクトを進めるために必要な力

採用プロジェクトを進めるうえで強化したいスキルとして上位だったのが、

  • 推進力(設定した目的に沿い確実に実行する力)
  • 働きかけ力(他人に働きかけ巻き込む力)

です。

採用活動は個別の業務の積み重ねというより、複数の施策を組み合わせながら進めていくプロジェクトの性質を持っています。

そのため、施策を前に進める力や、関係者を巻き込みながら進行していく力が求められていると考えられます。

採用プロジェクトを進めるための3つの実践ポイント

この調査結果にうなずいている採用担当者も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに向けて、採用プロジェクトを完遂させるための3つのポイントをご紹介します。

①部署のゴールから逆算する

まずは、

  • 経営が採用で実現したいこと
  • 人事が目指している採用像

を整理し、部署としてのゴールを明確にします

意外とこの部分に認識にずれがある場合が多いのです。
目的が共有されていないプロジェクトは、途中で止まりやすくなります。

②「求職者が欲しいもの」と「会社が与えられるもの」を言語化する

「働きかけ力」の本質は、共通認識を作ることです。

  • 求職者が求めている価値
  • 自社が提供できる価値

この2つを言語化し、重なる部分を採用メッセージに落とし込みます。
この認識が曖昧なままでは、働きかけることが難しいだけでなく、社内のメッセージも揃わず候補者への訴求もぶれます。

③「決める人」と「進める人」を分ける

意思決定と実行推進を同じ人が抱えていると、どちらも中途半端になりやすくなるので、分けて明確にしましょう。

誰がボールを持ち、どこまで責任を持つのかをはっきりさせること。
これが、推進力を安定して発揮するための前提です。

採用は「施策の数」ではなく「やりきる力」

採用施策の選択肢が広がった現在、重要なのは施策の数を増やすことではなく、決めた取り組みを確実に進めていくことです。

採用担当者が抱える業務の現実を踏まえると、採用を成功させるためには、施策の企画だけでなく、それを継続して実行できる体制と進め方を整えることがますます重要になっているといえるでしょう。


rayoutでは、採用プロジェクトの課題のヒアリングからプロジェクトサクセスシートの作成までを無料で行っています。
自社の体制や施策が今どの状態にあるのか、まずは整理・診断するところからでも構いません。
お気軽にご相談ください。

執筆者

rayout 広報担当

rayout 広報担当

rayout株式会社 広報担当です。
rayoutやPM LABに関する情報を発信します。

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